Aさんの勤務態度に問題があるって本当ですか?

全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。

   

Aさんは2019年無遅刻無欠勤でした。
2019年は、一度決まったシフトに対して、
毎月3日ほど変更希望がありました。
2020年1月も3日ほど
シフトの変更希望をシフトが決まった後に
師長に提出しています。

   

師長は、Aさんの勤務態度には
問題があると言います。

 

いかがですか?

   

Aさんの勤務態度に
問題があると思っているのは師長であり
実際にどうなのかは分からない

がこの話から見えることかと、私は考えます。

   

この師長は、
一度決まったシフトの変更を
月に3日も行うなんて、
周囲のことを考えていないし、
ルールをまもろうとせず
勤務態度に問題があると判断したそうです。

  

でも、こんな側面もありました。
Aさんは、2019年は無遅刻無欠勤です。
さらに話を聞くと、
シフトの変更は自分で他の職員に頼み
決まった後に結果報告として
師長に伝えているそうです。

  

他の職員に話を聞くと、
自分が頼んでもAさんは快く変わってくれて
助かっている、
という声が聞こえました。

  

さて、Aさんの勤務態度には
問題があるんでしょうか?

   

人は解釈で生きていて
その解釈を事実と捉えがちです。

  

その解釈を自分で認知する方法として

推論のはしご

という理論を元に行う方法があります。

   

事実⇒選択⇒解釈⇒仮説

 

    

先ほどの師長の例ですと・・・

事実:
Aさんは2019年無遅刻無欠勤だった。
2019年は、一度決まったシフトに対して、
毎月3日ほど変更希望があった。
2020年1月も3日ほど
シフトの変更希望をシフトが決まった後に
師長に提出している。

選択:
一度決まったシフトに対して
毎月3日ほど変更希望がある。
2020年1月も3日ほどあった。

解釈:
毎月3日もシフト変更希望があるのは、
周囲のことを考えていないし、
ルールを守ろうとしていない。

仮説:
Aさんは勤務態度に問題がある。

といった感じです。

    

しかし、こういうことも考えられます。

事実:
Aさんは2019年無遅刻無欠勤だった。
2019年は、一度決まったシフトに対して、
毎月3日ほど変更希望があった。
2020年1月も3日ほど
シフトの変更希望をシフトが決まった後に
師長に提出している。

選択:
2019年Aさんは無遅刻無欠勤だった。

解釈:
シフト変更の希望を出して
欠勤や遅刻はなく、本人がそう努めているのだろう。

説明:
Aさんは勤務態度は良い。

   

おもしろいですよね。

   

事実に対して、

選択・解釈・仮説

は、無限にできるんです。

  

推論のハシゴに基づくと、
私たちは「仮説」が考えとして
表に出ることが多いですが、
実は「選択」「解釈」によって
「仮説」はいくらでも変えられることができます。

  

さらに、
先ほどのAさん本人の話や
他の職員の話が事実として加われば
「選択」や「解釈」は違ってきますよね。

   

私たちは解釈で生きている

その解釈は、
事実に対して何を選択するかで変わってくる

  

何か問題がおこったり、
うまくいかないと感じることがあった時には、

推論のハシゴ

を用いて、事実を見直してみると
違う側面が見え、
違う解決策が現れるかもしれませんね。

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