無言のチェックインって最高かも!

全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。

  

私たち(MODA)は、
セミナーや会議、研修等の最初に
チェックインを行います。

   

チェックインとは、
簡単にいうと、

・今感じている率直な気持ちを1人1分程度で話す

・順番は決めず、人の話につっこみも拍手も無し

・話の内容は、なんでもOK

・タイムマネジメントは各自

というマナーを共有して行います。

    

セミナー等で、チェックインを体験頂くと
自院に持ち帰って
実践される方も多いです。

  

先日、あるセミナーで
複数の理事長が集まっていた時のことです。

どの理事長もチェックインを
自院で実践されたそうで、その話題になったんです。

  

1人の理事長は、

「チェックインをやったら
 盛り上がりましたよ。」

と話していました。

  

別の理事長は、

「上手に誘導でき、スムーズにできました。
 話す順番を決めたり、
 テーマを決めるとうまくいきました」

と話されました。

  

また別の理事長は、
こんな事をおっしゃったんです。

「病院の会議でチェックインを行ったら、
 誰も喋ろうとしませんでした。
 組織の状況がよく分かり、良かったです。」

  

良い悪いとか、
できたできない、
盛り上がった盛り上がらないではなく、

今の組織の状態が良く分かった

と話されたんです。

   

この話を聞いた時に、

「この病院はこれから変化していく」

と確信しました。

   

私たち(MODA)が
チェックインに取り組む目的の1つに

組織の状態を明らかにする

という点があります。

   

そのためにチェックインのマナーを共有しているんです。

マナーは守らせるために
共有しているのではありません。

このマナーを指針に
実際にチェックインでおこることを見ていると
今の組織の状態がうかびあがってくると思います。

  

例えば、

管理職が指差しで話す順番を決めていく

前に話した人と同じ話題が続く

人の話にツッコミや感想を言う人がいる

右回り左回り等で話す順番が自然と決まる

役職が上の人から喋る

盛り上がるように進行しようとする人がいる

等々、
日常組織でおこっているであろうことが
ふわっと浮き上がって見えてくるんです。

  

この状況を捉えることが
組織変革の第一歩とも言えます。

  

先述の
「病院の会議でチェックインを行ったら、
 誰も喋ろうとしませんでした。
 組織の状況がよく分かり、
 良かったです。」
と話された理事長は、
こんなことも話されました。

  

「喋りたくないんじゃなくて
喋れないんだと感じたんです。
嫌いとか嫌とかじゃなくて
単純に順番やテーマが決まっていなければ
周りが気になって喋れないんじゃないかと。

 職員の能力とかじゃなくて、
組織が硬直しているから
こういうことがおこったと感じました」

この病院では、
職員と一緒にチェックインのマナーを
実践するために自分たちにできること
を話合ったそうです。

チェックインは、
”盛り上がる””場が和む”
といった側面で紹介されがちですが、

組織の状態を明らかにする

という視点をもつと
また違った取り組みになるかもしれません。

 

無言のチェックインから始まる組織変革

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