全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
2018年に日本でも発売され
日本でも爆発的に売れた書籍、
ティール組織
をご存知でしょうか?
ティール組織とは、簡単にいうと
目的に向かって、
組織の全メンバーが
それぞれ自己決定を行う自律的組織
です。
書籍の中で、ティール組織に
近い組織として紹介された組織に
オランダで訪問看護(介護)を経営する
ビュートゾルフという会社があります。
ビュートゾルフは、
オランダにおいて
訪問看護(介護)のシェア率が約50%あり、
職員は合計で14,000人を超えていて、
4~9人を1つのチームとして
オランダ国内にチームが点在しています。
2019年3月、私たちは
ビュートゾルフの本社を訪れ、
代表ヨスとのミーティング、
コーチや看護師、事務部門、
実際に現場同行もさせて頂きました。
書籍に書かれていた通り、
ビュートゾルフには、
ヒエラルキーも存在しなければ
各チームが全てのことを決めて行動しています。
経営面に影響することも
各チームで決めていくのです。
では、何を行っているかというと・・・
シンプルに言えば、
チームで全てを決定し実行
です。
チームにもリーダーはいませんし、
チーム全員が同意する必要があります。
チームにはDr.も入っていたり
提携しているのですが、
訪問介護(介護)の内容も
チーム全員の同意で決定していました。
他には、
・採用や解雇含むチームメンバーの人事権と予算
・個々の給与やインセンティブ
・チーム内のトラブルの解決
等もチーム全員で決め、
同意の元、実行することになっています。
このあたりの具体的な話は
レポートでお届けしますね。
自由と責任
が徹底されている組織でした。
チーム内で解決できないことがあれば
相談することは可能ですが、
答えは渡さないことも徹底されていました。
自由と責任の徹底
は簡単そうに見えて難しいのではないでしょうか。
採用と解雇含むチームメンバーの人事権と予算
って、一見簡単そうに見えますが、
ビュートゾルフの看護師さんに話を聞くと、
「採用する責任も自分たちにある。
だから辞めさせるのも自分たち。
それくらい責任があります。
採用が必要になれば、
求人も自分たちで出すし、
面接もみんなで行います。
予算の中でどう行うかも
考えなければいけませんし、
応募がなければ、
自分たちのチームに魅力がないということ。
それくらい責任は重いです」
と話してくれました。
人手が足りていなくても
本部は手を貸してくれないし、
全て自分たちの責任なので、
もちろんシフトも増えるそうです。
その半面で、
チームで決めて実行していることには、
本部は口出しをしないと言います。
自由と責任の徹底
フラットな組織運営には、
経営面に至ることまで、
目的に向かって、
組織の全メンバーが
それぞれ自己決定を行う自律的組織
の仕組みが徹底されていました。



