全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
コロナ対策で
どの病院も業務変更や業務増加が
でているかと思います。
先日、ある病院のリハ職員さんたちと
遠隔ミーティングをしていた時の事です。
医療機器や施設の消毒
患者さんのリハ室入室前の検温
の2つが
業務増や業務負担に
現場の職員は感じているという声が出ました。
もちろんみんな必要な事だと思っていますし、
ピリピリした雰囲気もあいまって
疲労や不平不満につながっているイメージだそうです。
いつもよりどんよりした空気で
遠隔ミーティングが進んでいたのですが、
「上はいつも”これやって”で終わり」
その一言が会議の流れを変えました。
現状を聞くと、
・消毒する部分の指示
・リハ室入室前の検温し、
37.5度以上であれば入室禁止
という指示が上層部からあったと言います。
この病院では、リハ室内で
2つのグループに分かれているんですが、
グループによって、
とっている行動はもちろん
グループの雰囲気が違っていたんです。
Aグループでは、
指示のあった消毒場所に対して
毎日朝に担当を決めて実行しているそうです。
入室前の検温は、
指示にあった方法で、
自宅で検温して頂くようにお願いし、
申告制とその場で自分の担当患者さんごとに
対応していると。
Bグループは、
指示のあった消毒場所を一覧チェックシートにして貼りだし
手の空いたら一覧を確認し、
まだ消毒できていない場所を消毒。
入室前の検温は、
指示通りに2日にちほどやってみたら
ほとんどの患者さんが自宅では検温してこないし、
自己申告って虚偽もあるかもしれないと考え、
リハ入室の時間のたびに
3人1組で検温部隊を作り、
図る人、記録する人、体調についてヒアリングする人を
その場その場で対応していると言います。
Aグループは、
不平不満と疲労感がグループ内にすごいそうですが、
Bグループは、
疲れてはいるが日々改善案が出てくるそうです。
両グループとも
「上はいつも”これやって”で終わりだよね」
という感想を持っているのに、おこっている言動が違う。
おもしろいですよね。
それぞれの日ごろの話を聞いてみると、
Aグループは、
グループ内で主任が指示を出していて、
何か話をしたい時には
面談や会議という形式をとっているそうです。
Bグループでは、
主任が考えた方法でいったんやってみて、
感じたことや改善案があれば
立場や時間問わず会話をしていると言います。
不満は言ってもOKだけど
改善案も一緒に持ってくる、という
暗黙のルールがあると感じるそうです。
関係性や考え方
が、それぞれのグループでは大きく違っていると
強く感じた話でした。
実はこの遠隔ミーティング
・消毒
・患者さんの検温
の良い方法を考える、というテーマで
始まったのですが、
遠隔ミーティングの終わりには
ひとまずやってみて
改善していくしかない
不平不満や希望ではなく、
自分たちでできることを考えることが大切
という結論にいたっていました。
この病院のリハ室の今後の動向に
ワクワクしています。



