全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
・記録をつけよう
・日誌をつけよう
人材育成において、そんな話を
聞いたことがあるかもしれません。
ただ書くだけでは
あまり意味が見いだせないかもしれないのは
もちろんなのですが、
記録や日誌をつけることの
本質はどこにあるのでしょうか。
私、昨年から簡単ですが、
日誌をつけているんです。
いろいろなところで
「日誌をつける」
ということを目や耳にしていたんですが、
実は、小さな頃から日誌って
続いた記憶がないんです、私。
そんな時に、
3年日誌を文房具屋さんで
たまたま手にとる機会がありました。
1日あたり、5行ほどの狭いスペース。
これなら続くかも・・・と
昨年の1月にスタートしました。
半年くらいは毎日数行書くのも
忘れたり、書けない日があったり。
何をしたか等の
行動レベルの記載が多かったと思います。
でも、半年を過ぎたくらいから、
書かないと落ち着かないというか
気になる自分がいたんです。
この頃は、
1日を振り返って行動を書くというよりも
自分が何を思ったか何を考えたか等
内面的なことを書く事が多くなってきました。
そして、1年たった今・・・
日誌の威力を感じています。
行動を書く、内面を書くとかは
あまり意味がないことかもしれない・・・と。
3年日誌は、
1ページに1日が3年分が
3段で書けるようになっています。
2020年に入って、
毎日日誌を書く時に、昨年の事に目を通すんです。
何をやっていたか
何を考えていたか以上に
自分の思考の枠やパターン
に気づくようになりました。
その時に感じていた事を
俯瞰してとらえることができる
いわゆる 『メタ認知』 ですね。
これが日誌の威力だと私は感じています。
人材育成や組織変革で
私たち(MODA)は、
リフレクション(振り返り)を行います。
多くの場合、
反省するためと捉えられがちですが、
本質はそこにはありません。
自分の考えていることを
俯瞰してとらえる
ためです。
思考の枠や思考パターンを捉えない限り
新たな行動や根本的な改善は
難しいことは科学的にも研究されています。
私はもともと1日の振り返りや
プロジェクトや仕事の振り返りは行っていました。
ただ、3年日誌が2年目に入って
明らかに自分の思考の枠やパターンを
明確に捉えられるようになったと感じます。
それは感想や気づき、
自分の言動や考えが良い悪いではなく、
ただただ自分の思考の枠やパターンに気づく。
捉えた結果、
今後どうしたいかを考える。
記録や日誌をつけることが目的になっていたり、
言動や気づきの振り返りになっているならば、
ぜひ視点を変えてみるのもオススメです。



