「●●」を考慮したら見えた教育の本質

全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。

   

40歳のコメディカル主任。
新人教育に悩んでいるそうです。

  

「何を言っても響いてる感じがしないし、
今頑張ればもっと成長できるのに、
分かってるのか不安になる」

そんなことを話しています。

特に25歳のある後輩の態度や言動が
気になるそうです。

   

返事はするけれど、
本当に聞いているのか、分かろうとしているのか
疑問だそうです。

  

話を聞いていると
主任はいろいろと悩んでいるし、
後輩に成長してほしいと思っている。

 

でも、どうして良いか分からない。

  

主任にこんな質問をしてみました。

  

「あなたがその後輩と同じ年齢の25歳の時は
どんな感じでしたか?」

  

主任は黙ってしまった後に

「今の後輩と同じ感じだったかもしれません」

と答えました。

  

この主任いわく、
3年目の頃は、
やっと仕事にも慣れてきた半面で
仕事をルーティン的に感じていたかもしれない。

  

できるようになったと思っていたし、
先輩の注意もちゃんと聞いていなかったかも、と。

   

「私と後輩は、キャリアが15年違うんですね。
25歳以降、私はいろんな経験の中で
意識が変わったと思います。

 今の私と同じ考え方や意識を
後輩に求めること自体が
違っているのかもしれません」

と話ていました。

   

だからといって、教育をしない、
成長を求めないわけではありません。

   

ただ

経験の差がある

と意識すると

  

自分自身の後輩と接するときの
考え方や意識が変わり

伝え方や求めるもの等が
自然と変わってきたと言います。

  

経験は、人の思考にも影響します。

  

経験によって見えるようになるものもありますし、
いくら教えても見えないものもあります。

  

一方的に教えるだけでは
本当の意味での成長につながらないことも
多いかもしれません。

  

ただ相手のレベルを考えるだけではなく、

  
人はそれぞれに背景があり、
それら経験が積み重なって
思考の枠が作られています。

   

画一的な教え方や対応は
本当の意味での教育や成長につながるのか
一度考えてみるのも大切なことかもしれません。