全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
昨日お届けした
「会議の議事録改ざん指示」 の続きです。
書記担当の職員に
「どうする?」と聞くと、
「修正はしたくないけれど
部長たちがどう思うかが気になる」
ということでした。
そこで理事長を呼んで、
理事長、書記担当の職員、私たち
で速記録を広げて話し合いをしました。
まず今回の簡単な経緯を共有した後に、
私たちが伝えたのは、
・犯人探しをする場ではないこと
・良い悪いの話しをする場ではないこと
・今回のことでの気づきは何かを話す
ということです。
理事長は
「いつもであれば、部長たちを呼んでました。
正直、がっかりもしているし、
怒りも少しあります。」
と話しました。
書記担当の職員は、
「今一番気になっているのは、
正直に話すと、
私が告げ口をしたと思われないかです。」
と話しました。
その後も他の議事録の話しや
日ごろの話し等もしました。
2人に
「今回のことで気づいたことは何ですか?」
と聞いたところ、
理事長は、
「職員が
”私たちの声は理事長には届かない”
って言ってた意味が分かった気がします。
部長がどうではなく、
会議等をいくらしても
僕の耳に届くのは、一部だったり
そもそもバイアスがかかってるのでしょう。」
と話しました。
書記担当の職員は、
「例えば今後も速記や録音をすると、
きっと体の良い話しかでなくなる可能性も
あるかもしれません。」
と話しました。
この後も2人は
話しを深めていました。
この日の最後にでた話は、
「部長たちも意識してやってるわけじゃなくて
それが当たり前になっている。
きっと部長たちが若手の頃に
上の人がそうやっていたんだろう。
で、職員もそれが当たり前になっている。
僕たち経営陣もそれに気づけていなかった。」
という話になりました。
実は過去にも議事録の改ざん的な事が
あったそうなんです。
その時には、部長たちを呼んで
注意をしたと言います。
でも、今回は
理事長が感じていることは
違ったんですよね。
組織文化そのものの見直す必要性
に気づいたと言います。
事実は変わっていないのに
理事長が観ている世界が変わったのです。
私たちは自分たちの経験や価値観を元に
社会をメガネをかけて見ているといえます。
同じ事実でも人によって捉え方が違うのは
このためです。
見えている世界を変える
これはいつもと同じ思考では
変えることはできません。
今回は、どうやって
メガネが変わったのかは、
明日お伝えしたいと思います。



