何を否定されているかの捉え方が創る世界

全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。

   

ストロークとは
相手(あるいは自分)の存在・価値・行動を
認めているということを伝える
何らかの行動や働きかけ
と定義します。

  

一見誉めると似ていると感じる方も
いらっしゃるかもしれませんが
別物です。

  

ストロークに2つあり

肯定的ストローク

否定的ストローク

があります。

   

肯定的なストロークとは
肯定的に「認めている」と伝える事です。

   

その人自身はもちろん
言動に対しても肯定的なストロークはありますし、

言葉だけでなく、
笑顔や握手、応援、励ます等も
肯定的ストロークです。

  

否定的なストロークとは、
相手の存在や価値・行動は認めているが、
の一部について修正等を行うことです。

 

決して誉めるという行為ではありませんが、
その人自身を否定しているわけではなく
その人のとった行動を修正するといったニュアンスです。

  

あなたにの部下は何度言っても
備品を元に位置に片づけていません。
あなたは部下に何を話しますか?

何度言ったら分かるの?
だからダメなのよ・・・
もっとしっかりして・・・

といったフレーズがついつい出てしまう方も
いらっしゃるかもしれません。

  

これは相手の存在自体を否定する言葉で
相手に伝わっている可能性があります。

 

といっても注意や言動の修正は
行う必要がありますよね。

  

備品を元通りに片づけるという点は改善してください
以前に話したことを覚えていますか? 等

あくまで相手の言動を一部修正する
という話が否定的ストロークになります。

   

先述の、何度言ったら分かるの?
という相手自信を否定することを
ディスカウントと言います。

  

ある病院で、

・遅刻をしてはいけません
・その知識の勉強がもっと必要ですね
・患者さんに対する言葉づかいを見直しましょう

をいった言葉は
否定的ストロークかディスカウントかを
若手職員に聞いたところ、
約半数が、ディスカウントと捉えたのです。

   

これは若手職員が
ストロークとディスカウントを
理解できていないということではありません。

  

職場が何かを注意する際に
ディスカウントの風土があるということが
顕在化したと捉えられます。

    

組織風土自体が
相手を否定しているという雰囲気にある限り
いくら誉めてもありがとうと伝えても
1つの言動の否定(否定的ストローク)が
相手の存在否定につながってしまうため、
うまくいかないのは当たり前かもしれませんね。

   

では、どうすれば良いのでしょうか。 

   

否定的ストロークや
肯定的ストロークの
定義を学ぶだけでは変わらないかもしれません。

   

練習をするだけでも変わらないかもしれません。

   

先ほどの病院では、
この職場の上司と若手職員で
話しをする場を持ちました。

  

日常で職場にあふれている
肯定的なストローク
否定的なストローク
ディスカウント
を付箋に下記だし、共有しました。

  

次にそこで気づいたことを共有します。

   

おもしろかったのは、
上司と部下で 同じ言葉でも捉え方が違っていたことです。

   

これをどちらが正しい
何が正解、という感じでやり始めると
やっぱり何も変わらないのではないでしょうか。

   

組織に属する人たちで話しをし、
まず自分自身が何を感じているのか、
相手が何を感じていてそれがなぜなのかを
まずは共有することが大切です。

    

肯定的ストロークと否定的ストローク

   

実は、どちらも承認です。

   

組織を良くする
人が成長する
という側面では、

誉める以上に
この2つのストロークが大切なことも
多いかもしれません。

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