”郡盲、象を評する”になっていませんか?

全国病院組織開発協会(MODA)
 共同代表 桐野です。

   

目の見えない人たちが、
おのおの象の体の一部だけを触って
感想を言い合いました。

  

ある人は足を触って「柱」と言い、
別の人は腹を触って「壁」と言い、
さらに別の人は鼻を触って「木の枝」と言い・・・

  

1つ1つの見方は
決して間違ってはいませんが、
合わせても「象」にはなりません。

  

これはインドの寓話です。

  

多くの病院は直面している組織の構図は
この話に近しいと感じます。

   

それぞれの専門職が
それぞれの立場から物事を見て
話しをしている。

   

それぞれは決して間違っていないけれど
それがあわさっても1つの物事にはならない・・・。

  

チーム医療が求められていますが、
このような状況では、
果たして求めているチーム医療の実現が
できるのでしょうか。

   

正直、それぞれの専門職の価値観を
統一することは難しいと感じます。

  

それぞれの専門性があり、
それぞれの学んできた過程があり・・・
それを統一する方法があれば
とっくにできていると思うんです。

  

ではどうすればいいのでしょうか。

  

まずは、このように各専門職が
それぞれの立場で物事を見ている事を
自ら認知することが大切です。

  

各専門職の話しに対して、
何かがおかしい、何かが正しいといった
会話がでているようでしたら
まだ認知ができていない状況かもしれません。

  

上意下達を原則とする
唯一の最善策がないということの認知も必要です。

   

複数も問題は複雑に絡み合い、
多くの専門職がそれぞれの立場での
見解をもっている状況で、
同時に同じ課題、
もしくはそれぞれの課題に取り組む必要があります。

   

問題に着目するのではなく、
問題を生み出している組織の枠組み、
つまり各人の思考や関係の質を
いかに高めるかに着目することが必要となります。

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