さびたハサミの話

全国病院組織開発協会(MODA)
 共同代表 桐野です。

  

私が小さい頃に祖父に聞いた話があります。

 


天国と地獄ってあるだろう。

もちろんみんな天国に行きたいんだよね。

でも、地獄に行っちゃう人もいるかもしれない。

地獄に行ってしまった人は、
地獄で仕事を与えられるんだよ。

それはね、布を切ること。

決められた量の布を切れば、
天国に行けるって言われるんだって。

地獄に行っちゃった人は、
もちろん天国に行きたいから、
一生懸命布を切る。

でも・・・

布を切るために渡されているハサミが
さびてるから、なかなか切れない。

毎日毎日、布は増えるし、
さびたハサミで切れないから
地獄に行っちゃった人はどんどん焦るんだよね。

ある時、天国から様子を見に来た神様が

「ハサミをとげば天国に行ける」

と話に来てくれた。

地獄にいる人は

「でも、私にはハサミを研ぐ時間を無いんです。
 切らないといけない布がたくさんあるんです。

 何か違う方法はありませんか?」

って、さびたハサミで布を切り続けたみたい。

この人は、天国に行けたのかな・・・


ふと事の話を思い出すときがあります。

何か問題があると感じたり、
改善したいことがある場合、

その事自体に
自分が取り込まれていることがあります。

こういうときは、
特に中長期的な視点が欠けていたり、
できないことにフォーカスしていたり、
場当たり的な対応をして悪化したり、
このループから抜けられないことが多いと感じます。

さびたハサミの話

自分が取り込まれているかもしれない視座から
いかにして抜けるか。

   

私も日々、「はっ」とすることの連続です。

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