私は指示をしてもらうのが好きです

全国病院組織開発協会(MODA)
  共同代表 桐野です。

  

ある病院で、

自主性や主体性
自律や自立

について、みんなで話し合っていた時のことです。

  

あるコメディカルが

「私は指示してもらって
それを確実に遂行する方が好きです」

と発言したんです。

場がちょっとざわつきました。笑

   

ただゆっくりと彼女の話を聞いていくと

指示されたことを確実に遂行することは実は難しい

言われたことをそのまま行うのでは
指示した人の意図していることとは違う結果になりがち

指示されたことを遂行しながら
それを遂行するためにどうすれば良いかを考えなければ
指示通りの遂行はできない

といった話をされていました。

   

なるほど・・・

自主性や主体性、自律や自立を背景にもった
指示を遂行するという文脈でした。

言われたことだけやる
という文脈と、
指示されたことを確実に遂行する
という文脈は確かに違う感じがします。

   

実際、彼女は、
指示を確実に遂行するだけでなく、
気遣いや配慮、提案力等もあるとして
周囲からの信頼はとてもあついそうです。

   

なるほど・・・

この病院では、
この話をきっかけに
指示を確実に遂行するということは
実は難しいという話に発展しました。

  

指示待ちになるな という言葉が
どういう解釈で使われているのか

指示を遂行するということは
どういうことなのか

  

この話し合いをきっかけに
この病院では、

何かを提案するのも素晴らしいが、

まずは自分のやるべきことを
確実に遂行することを通じて、
考える力を身につける

ということをテーマにすることになりました。  

    

半年後、

指示があるもののその枠の中でも
考えることの大切や必要性が共有されたこの病院では
以前よりも質問や提案が増えたと言います。

  

指示待ち

指示を確実に遂行する

  

この言葉が違うのではないかという視点から
組織の言葉の文脈が変わった出来事でした。

   

言葉の定義によって
組織にはしる文脈が変わることはよくあります。

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