”会場づくり”のポイント教えてください

全国病院組織開発協会(MODA)
  共同代表 桐野です。

   

会議やワークショップ等、
人が集う場の会場づくりは、
日常にも多くあると思います。

  

これらの会場づくり1つでも
組織に「ゆらぎ」がおこると考え
どんな場にしたいかで
会場づくりにもこだわります。

   

前提ですが、

組織の既存の当たり前(関係性や思考)に
いかに「ゆらぎ」をおこせるかが
組織変革には大切なポイントになります。

    

「ゆらぎ」は、
違和感や不安、葛藤のような形で
現れることが多いです。

   

私たち(MODA)は、
会場づくりについて
”場づくり”という言葉を用いています。

   

ゆらぎをうむ場づくりとは、

日頃の関係性をちょっと変えること

職員の「えっ?」という感覚を生み出すこと

と定義しています。

   

今回は、「場づくり」のポイントを
いくつかご紹介します。

   

■会場選定

できればいつもと違う会場で、
窓があり広さに余裕がある会場を選定します。

  

さらに実際に椅子や机も並べてもらい
窮屈感がないか等を確認します。

  

いつもと違う環境は、
日頃の関係性や思考に
変化を与えるきっかけになりやすいです。

  

窓やスペースは、
そうした思考の変化のもととなる
「思考の余白」を生むことにつながりやすいと言われています。

  

■レイアウト

机を利用する際には、
島型にすることが多いです。

 

椅子だけなら、正円が多いでしょうか。

  

実際に並べてみて、
隣の人との距離感や
心地よいスペース等も確認します。

  

レイアウトに正解はありません。
目的によっては、スクール形式やU字も使います。

 

大切なのは、
物理的な距離や配置から感じる
些細な心地よさの感じ方です。

 

また、会場全体が1つであるという
空間の演出も意識します。

  

■座る位置

慣れないうちはクジで決めることが多いです。

  

席を自由にすると、
おそらくいつもと同じ場所に座ったり、
同じ職種や仲良しどうしで近くに座るでしょう。

  

かといって、
席を指定すると、恣意的な意図を職員は感じます。

  

公平で必然性の高い
クジを席を決める手段に用いることは有効と考えます。

  

こういった場づくりをすると、
おそらく最初は、
不平不満、戸惑いを口にする職員も多いでしょう。

   

話しづらいとか、違和感があるとか
落ち着かないとか・・・

これが既存の思考の枠だと認知します。

   

要は喋りやすい人と固まりたい、
いつもと違うことには取り組みたくない、
何か試されているように感じる等、

それが日ごろは潜在している
組織の関係性や思考です。

   

場づくりで私たち(MODA)が大切だと考えるのは、
レイアウト等で何を行うかよりも

「ゆらぎ」をおこす仕組みをいかに
場づくりを通じて作るか

です。

     

場づくり自体も
指示命令で行うと意味がありません。

   

職員と一緒になって考えることがほとんどです。

   

「なぜいつもと同じじゃダメなの?」
という質問が職員からでます。

   

それに対して伝えるのは、
「実際にやってみてどうだった?」
です。

   

やらずして意味を説明しても
納得するだけで、関係性や思考は変わりません。

    

思考錯誤しながら場づくりをすることを通じて、
組織がちょっと変わるきっかけになることは
これまでにも多く経験してきました。