組織には磁場が働いている

全国病院組織開発協会(MODA)
  共同代表 桐野です。

  

組織には、磁場があるんです。

  

どの組織にも
職員の言動に影響を与える
目に見えない力が働いています。

   

私たち(MODA)は、

組織の磁場=組織の関係性と思考

と定義しています。

  

組織の磁場は、
空気を読むといった言葉でも
現せられるかもしれませんが、
それ以上に厄介にも考えています。

  

組織の磁場は、
その場の雰囲気だけでなく、

これまでの体験や経験、
言動等が全て無意識で思考に影響を与えていて

職員も気づいていないケースがほとんどです。

    

ただ人間関係が悪いとか
何でも喋れる職場、
といったのは、
組織の磁場とは少し違います。

  

組織の磁場とは、
これまでにどんな価値観や姿勢で人と接してきたか、
どういう価値観で人の話を聞いてきたのか、
それらを元に、
どんな関係性や思考が構築されてきたか、
それがどんな言動に影響されているのか、
といったものでできあがっています。

   

これらを誰かがではなく、
組織に属する人全員が認知することが大切です。

   

ある病院では、
会議やミーティングの場では、
「正しい正しくない」
「共感する、共感しない」といった
傾向がありました。

  

これを組織の磁場だと理事長は話していて、
「判断するな」と職員に伝えていました。

     

すると・・・
会議の場では、肯定も否定もしない
ということがおこるのですが、
職員の本心は
何が正しいのかを探ったり、
理事長自身も正しい正しくないという文脈で
話していたのです。

   

組織の磁場を取らられていないままに
対策をうったからだと感じます。

  

そもそも論として、
無意識でおこっていることに
フォーカスできていない結果ともいえます。

  

職員であれば
無意識でジャッジされる、
余計なことを言わないようにしないと
といった思考が、過去の体験から働いているのではないでしょうか。

    

理事長は、
無意識でジャッジをする
という思考が働いていると感じます。

   

この無意識から生み出される言動が積み重なって
組織の磁場になっていくのです。

   

その無意識にまずは気づかなければ
根本的に言動を変えることは難しいです。

   

組織のどんな関係性や
思考が影響しているのかを認知する

  

これは人の話をするのではなく、
自分自身の思考にフォーカスすることが重要です。

 

「あなたはこうやって考えてると思う」
という話をするのが得意な人もいますが、
これは相手の思考を決めつけているのすぎません。

  

まずは自分の思考を捉えること。

  

例えば、
”私は話しづらい”ではなく、
”私は話しづらいと感じている”
といった感じです。

   

それは組織のどんな磁場によって
おこってると感じるのか
過去の体験や背景等も含め考えていきます。

  

組織の磁場は一人では変えられません。

   

しかし、
まずは自分自身と向き合うことが
スタートになりますので、
チャレンジされてみてください。