全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
職場で人間家計がうまくいかない、
なかなか伝えたいことが伝わらない、
話が違うように伝わってしまう・・・
といったお悩みもよく聞きます。
「もしも使っている言葉が違っているとしたら」
私たち(MODA)は、
前提としてこの問いをもっています。
例えば、
『責任』という言葉を
どんな意味や意図で使っていますか?
ある病院では、
「責任を持って行動しよう!」と
理事長がよく口にしていました。
職員の反応はというと、
前向きではない感じがしたそうです。
ある時、
職員数名と一緒にこんなワークをしました。
『責任』という言葉は
あなたにとってどんな意味やイメージですか?
という問いに対して、それぞれが
付箋に書きだしたんです。
そこに並んだのは・・・
・重たい
・できればとりたくない
・やらないといけないこと
・役職者がもっているもの 等々。
一方理事長は、
・何かを任されているという誇り
・自己成長のために必要 等々。
そうなんです。
理事長と職員は、
同じ「責任」という言葉でも
全く違う意味や意図をもっていたため、
話が伝わらなかったり、
違った意図で伝わってしまっていたんです。
難しいのは、
「責任とは〇〇という意味で使ってます」
と伝えたところで、あまり効果がないことです。
人はこれまでの経験から
言葉の意味を各自で持っています。
いくら辞書的に言葉の定義を教えても
その言葉自体は理解しても
これまでの経験から身につけている
言葉の文脈や定義は変わらないのが実情です。
また話の文脈から、
本来それぞれがもっている言葉の意味が
また違ったりもします。
また一方的にこの定義が正しいや
私はこう思ってるから理解してといったやり方は、
その人自身が持っている言葉の定義を否定することになり、
言葉としては理解はするが
関係性が良くなるとは限らなかったり、
話が通じるようになるとも限りません。
まず大切なのは、
一方的に言葉の定義を伝えたり、
話したりするのではなく、
今回の付箋ワークのように
一斉にそれぞれが持っている言葉の定義を
オープンにして、
そこから話をすることだと考えます。
どういった場面でそういう意味だと感じるのかとか、
他の人の付箋で気になったものはあるかとか、
それを聞いて感じたこととか、
等々を話す機会を持ちます。
一方的ではなく
相互的に会話をし、
さらには自分の中で醸成を行う。
この繰り返しの中で、
言葉の定義が共有されたり、
お互いの文脈を理解する等が醸成されます。
もし何かうまく伝わらないなと感じることがあれば、
伝え方や受け取り方の前に
使っている言葉の定義を共有することも有効です。



