担当制が生み出す思わぬ弊害

全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。

「じゃあ、担当を決めましょう」

   

病院内では、何かに取り組む時に
”担当を決める”ということを
行っているのではないでしょうか。

  

また、
「これは看護師の仕事ではない」
「これは補助者の仕事」
「これは・・・」
等と、

  

職種の担当で業務担当を
考えているような声もよく聞きます。

  

確かに資格や法律で
職域が決められているのも
医療業界の特徴かと思います。

  

ただ、
「これは看護師の仕事ではない」
「これは補助者の仕事」
「これは・・・」
の、「これ」が何をさしてるかを
よーく聞いていると、

  

備品の片付けや整理
備品の補充
掃除
ベッドシーツ交換
花瓶の水替え
等、資格に関係無いことをさしてる事が
多くも感じるんです。

   

担当制は、
効率を良くしたり
遂行することのモレを無くすために
取り入れているという話を良く聞きます。

   

一見、確かに!
と思うかもしれませんが、

  

もしかしたら、
担当制は、
組織に思わぬ弊害を
もたらしているかもしれません。

   

ある病院では、
廊下や病棟にゴミが落ちているのに
誰も拾わない、
廊下に珈琲が少しこぼれていると、
掃除の職員を呼ぶ
といった光景を目にしました。

   

この病院では、
担当になったものは
ちゃんとやり遂げる職員が多い、
と部長たちは言います。

   

担当になれば
自分がやるべきこととして
責任をもって行うのでしょう。

   

でも、
担当でなければ
興味もなければ、
気にもしていないのかもしれません。

   

自分の担当以外の業務は
担当じゃない、という認識がうまれ、

それが行動につながっているように感じます。

  

私たち(MODA)は、

当事者をいかに増やすか

が組織変革のポイントだと考えています。

   

担当は、場合によっては必要です。

   

ただ、

「言ってくれたらやったのに」
「担当がいないからできなかったね」
「担当を決めよう!」

  

こういったフレーズが病院内に多いなら
もしかすると
担当制の弊害がうまれているかもしれません。

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