退職率が高くて困ってます。理由は分かってます。

全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。

「退職率が高くて困ってます。
退職者が減るために、
何か良い案はないでしょうか?」

  

こんな質問をよく頂きます。

  

「これまでに何か対策や
 取り組んでいることはありますか?」

とお聞きすると、

  

退職理由はまとめてあります
退職者には退職理由を聞くようにしています

 

という返答がほとんどです。

  

中には、
本人は本当の理由を言わないと思うので
仲の良い職員に聞いてもらっっています
という病院もありました。

  

もう少しお話をお聞きすると、

  

これらの退職理由を元に
改善策を練って実行している

  

とおっしゃる場合が多いです。

  

こういった返答をもらうと

すごく違和感

を感じるんです。

   

確かに退職理由は、
病院を辞める理由だから、
そこを改善すれば
退職者は減るかもしれないという
理論的なことは理解できます。

  

でも、違和感を感じるんです。

   

病院のここが悪い
病院のここが嫌
病院のここを直してほしい 等々

 

で、辞めていく人たちなんです。

   

確かに改善が必要なことも
あるとは思いますが、

  

基本的には、
退職理由って
多くの場合が、
病院に対する不満なわけですよね。

   

どうして、
辞めていく職員の声に
フォーカスするんだろう。

  

どうして、
働いている職員の声に
フォーカスしないんだろう。

  

「退職率が高くて困ってます。
退職者が減るために、
何か良い案はないでしょうか?」

このご相談をもらった時に、
私たち(MODA)は、

「今いる職員さんに
この病院の良いところ、
働いていて良かったと思うところを
聞いてみてください」

ということをお伝えしています。

この話をすると、

職員に病院がこうなったらと良いな、
といった趣旨の声を集めよう

とする場合がありますが、
これもまた違うと感じます。

病院がこうなったら良いな、という声は、
足りないことにフォーカスしています。

フォーカスするのは、

今あるもの

です。

メキシコにある病院では、
退職職率が70%を超え、
経営にも影響が出ていました。

   

退職理由を集め分析し、
改善をしても退職率は下がらない。

   

それだけでなく、
賃金向上や休暇増加等
他の問題がうまれ、困り果てていました。

  

確かに経営状況も芳しくなく、
労働条件は他の病院に比べて低く、
人手不足から労働環境も良いとは言えない状況でした。

   

そんな時に

「どうしてこんな状況なのに
30%の職員は働いてくれるんだろう」

という発想がうかび
そこから病院の大改革が始まりました。

この病院は、
今ではスタッフ1万人を超える
大病院になっています。

退職理由にフォーカスすることは果たして良いのか?

 

ぜひ取り組まれてみてください。

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