全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
”実習生が応募してくれないんです”
というお悩みをお持ちの中小病院も
多いかと思います。
病院の提携学校の生徒であっても
違う病院に就職することが
最近は増えてきています。
実習と採用活動の関係性や
プロセスを構築する
という事ができていないと
実習生はおそらくそのまま応募はしてくれないでしょう。
実習は実習、
採用活動は採用活動として考えてしまい
分断している病院が多いと感じます。
念のためにですが、
応募してもらうために学生にお願いしたり、
実習を学生が居心地が良いように行う等ではありません。
そんなことをしても、
医療現場は厳しい側面も多いですし、
実習の時のようにはいきません。
居心地が良いからと就職した学生は
すぐに離職してしまうでしょう。
実習と採用活動の関係性や
プロセスを構築する
とはどういうことでしょうか?
実習生は、職場風土を実習で
思った以上に感じています。
厳しい等以上に
職場の雰囲気がどういうものかを
肌で感じているのです。
例えばですが、
休憩室での会話の内容とか、
実習中は丁寧に対応するけれど
それだけの対応だったりとか、
実習生は正直ジャマ
といった空気があったりとか、
等々、
自分たちに厳しい人がいるとかいかいとか以上に
とにかく職場の雰囲気を実習生は感じ取ります。
ある病院では、
実習生への対応については変えませんでしたが、
2日に1回、お茶をしながら
実習だけでなく学校や将来への相談を話す時間を設けました。
また実習終了時には、
お疲れさまでしたと職員からメッセージを送ったり、
実習後も国家試験に向けての勉強会を実施し
自由に参加してもらえるようにしました。
これらは単発で考えたのではなく、
この病院の採用活動で元々アピールしている職場風土を
伝えるための場として考えたものです。
こういった環境を準備することで
既存職員も自然と実習生に対する対応も変わってきますし、
日常以外にある職場風土等も
実習生に伝わるということがおこり、
この病院では、
10年間実習生からの応募はゼロだったのに
この年7名の応募がありました。
実習生からの応募を増やすには、
既存職員に、実習生にやさしくすることを求めたり
実習生を手厚く対応する等ではなく、
いかに関係性を構築するかを
環境で整えることがポイントと言えます。



