全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
カルチャーは戦略をくらう
~ Culture eats strategy for breakfast ~
ピーター・ドラッカーの言葉です。
どんなに素晴らしい戦略をたてても
有効とされる取り組みをしても
組織風土(組織文化)によって
その実現や成果は、
大きく左右されてしまいます。
ある病院では、
立場関係なく発言の実現を目指し、
・事前にアジェンダを渡して考えてくる
・会議では一人一言発言する
・役職者は発言に対して批判や否定をしない
といった取り組みをしていました。
会議を少しのぞかせてもらうと、
確かに全員が発言しているのですが、
どこか無難で、
似たような意見が多いと感じました。
会議後、
部屋を片付けている職員たちの様子を見ていたら、
「結局、上層部が決めるんだから
会議ってムダだよね。
変なこと言って
後で何か言われても嫌だし。」
て、話が聞こえてきたんです。
その場にいた職員さんたちは
「そうだよね」とうなづいていたんです。
”これぞ、カルチャーは戦略をくらう!”
と感じた瞬間でした。
組織風土とは、
組織が暗黙知として持つ
行動基準や行動規範
です。
制度やルールではなく、
組織で働く人が長年に渡って
人と人との関わりの中で
集合的に積み上げてきた
思考と行動様式・パターンが組織風土と言えます。
”何かに取り組めば組織が良くなる”
”個人がよくなれば組織が良くなる”
といった端的な考え方ではなく、
組織風土に影響を与えている
組織の要因
すなわち、
組織の関係の質や思考の質を
メタ的に捉え、
変革していくことが重要となります。
カルチャーは戦略をくらう
~ Culture eats strategy for breakfast ~
今、多くの企業が
阻害要因としての組織文化を排除し、
助長(促進)要因となる
組織文化の醸成に力を入れています。



