全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
クレタ人が、「クレタ人は嘘つきだ!」と言いました。
この話は本当でしょうか?
この話は、
「嘘つきのパラドックス」といって、
エビメニデスという哲学者が
提唱した話です。
エビメニデスが、
「クレタ人は嘘つきだ」と
言ったのですが、
このエビメニデス自身が
クレタ島の出身だったのです。
ということは・・・
クレタ人が話しているから、
クレタ人は嘘つきではない・・・
しかし、
クレタ人が嘘つきでないとすると、
クレタ人は嘘をつかないので、
クレタ人は嘘つきということになる・・・
という、
パラドックスにはいります。
これは、
自己言及のパラドックス
と哲学や論理学では言われます。
真偽どちらと仮定しても
おかしな結論が導き出されるのです。
二値論理学
という視点もありますが、
私たち(MODA)は、
言葉の意味
に注目しています。
どのような意味や定義で言葉が用いられているのか
という視点です。
先ほどのクレタ人の話だと
嘘つき=よく嘘をつく人
と解釈すれば、
先ほどの話は全くおかしい話ではなくなります。
こういったことは、
日常、病院内でもよくおこっているのではないでしょうか。
言葉の定義
言葉が世界をつくる
言葉を発する人
言葉を受け取る人
それぞれに言葉の定義があり、
それぞれが自分の解釈で話をし、
話を聞いています。
この事から、
矛盾が生まれたり
物事が難しくなったり、
本来の問題からぞれていたり等
がおこっていることも多いと感じます。
ただ話をするだけでなく、
お互いのもつ言葉の定義に注目することも
大切ですね。



