全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
「こんなこと書くとか信じられない。
すぐ書き直して。」
ある病院の部長2名が
会議終了後に
書記担当の職員に言った言葉です。
この会議では、
議事録ではなく速記録をとるように
お願いしていました。
速記録とは、
会話をそのまま記録する、という意味で使っています。
議事録は会議の内容が
端的にまとめられているかと思いますが、
速記録は「えー」等の言葉はもちろん、
話された言葉をそのまま記録します。
この会議には、
各職種の部長2名と他職位5名が参加していました。
今回の会議では
患者からのあるクレームについて
話し合われたのですが・・・
「あの患者はいつもそうだよね。
こっちだって忙しいのに。」
「そいうところ理事長も分かってない。」
等の言葉が、
確かに部長たちから出ていたのですが・・・
そのままのことが書かれた速記録を見て、
「こんなこと書くとか信じられない。
すぐ書き直して。
あんなの上に言っちゃいけないのは
当たり前でしょ。
そんなことも分からないの。」
と書記の子に
その場で直すように話をしたんです。
書記担当の職員は、
言われた通りに修正をしていました。
が・・・
「これって理事長に見せるんですよね・・・」
と私たちとのところに相談にきたんです。
話しを聞くと、
「これまでの議事録の時には
確かにそういう話は、
記録しないものだと思っていたけれど、
速記で記録した上で
修正を指示されると
改ざんをしていると感じた。」
との事でした。
「私もそういうのは書いちゃいけないんだと
勝手に思っていたんだと分かりました。」
と続けました。
書記担当の職員は、
事実を事実として記録したことで、
その後の部長たちの指示や
自分がこれまで何をしていたか等を
俯瞰して捉えたんです。
さて、その後この議事録がどうなったのかは
明日お伝えします。



