組織風土はどうやってできあがるのか

全国病院組織開発協会(MODA)
 共同代表 桐野です。

  

組織風土って
どうやってできあがるのでしょうか?

  

私たち(MODA)は、

組織風土は、
長年積み重ねられている
組織の中で語られる言葉や会話、
日々の行動によってできあがっている

と考えています。

  

組織の中で
語られている言葉の文脈や会話の文脈を
人は無意識で読み取り
その組織の暗黙のルールだと認識し、
行動や発言を作り出しています。

 

その逆もあります。

  

ある病院の理事長が、

 
「これからは職員の提案を
 形にしたいので、
 提案や改善案等待ってます」

と職員全体に向けて話をしました。

 

その時に職員から聞こえた声は、

「どうせ最後は理事長が決めるんだよね」

「部署ごとに集めるなら
うちの部長にダメ出しされて終わるな」

「また何か始めた・・・」

といった声でした。

 

これらは職員自身も意識できていない
組織風土に影響を受けている
発言だと捉えます。

  

過去の経験や日常の言動に
そういった発言につながるようなことが
あるはずなんです。

 

またこの発言が
さらに根付いている組織風土を
強固にしていきます。

 

この理事長は、
こうした職員の声にいら立ちを覚え
毎月提案書を書くことをルール化しようとしました。

 

これがまた根付いている組織風土を
強固にしていきます。

  

組織風土は、
組織の中で
語られている言葉の文脈や会話の文脈を
人は無意識で読み取り
その組織の暗黙のルールだと認識し、
行動や発言から醸成されています。

  

そういう言葉や会話、言動が
組織にあることを
自ら認知する場をもつことが
組織風土変革の第一歩になります。

   

無理に新たなルールや習慣を行うことも
悪くはありませんが、
おそらく一過性で終わてしまうことも
多いのではないでしょうか。

  

今ある既存の組織風土、
それを作り出している言葉を認知し、
その言葉を自ら変えることが
組織風土変革には欠かせないといえます。