あっ、強いチームってこういうことなんだ

全国病院組織開発協会(MODA)
 共同代表 桐野です。

  

年が明けて一週間経ちましたね。

  

私の趣味の1つは、
女子のバスケットボール観戦です。

  

例年であれば、
現地観戦をするのですが、
応援しているチームが遠方なこともあり
今年はもっぱらオンライン観戦をしています。

  

ただ2020年12月中旬にあった
皇后杯だけは、現地観戦してきたんです。

  

女子バスケットボールのトップリーグには、
絶対的女王と呼ばれるチームがあります。

  

皇后杯7連覇中。

  

所属メンバーも代表メンバーや
学生時代にエースをはっていたメンバーがたくさん。

  

半面で、
ゲームに出るメンバーは決まりがちで
スタートメンバーと
セカンドユニットの力の差がある・・・という声も。

  

今回の皇后杯、
半数近くがケガで完全離脱。
その中には、全日本メンバーやスタートメンバーも。

  

さらに、今回の皇后杯初戦で・・・

  

日本代表でもエースの選手が
開始5分でケガで離脱。

   

会場内がどよめきました。

  

身長でも前評判の能力的にも
相手チームの方が一気に上に。

    

さらに他にもケガ明けのメンバーもいるようで
7名ほどしか試合に出られない状態。

   

皇后杯で優勝するには、
合計で3試合を勝ち上がらないといけない状況で
対戦相手は、どこも代表候補を要する
身長や身体能力の高い選手のいる強豪チームばかり。

   

女王チームのコート内にいるメンバーは
通常のスタート2名に
去年までベンチを温めていた選手2名、
さらには新卒ルーキー。

   

交代要員は実質2名で
さらにこの2名もほぼルーキー。

  

普通に考えれば
明らかにどのチームと対戦しても
相手チーム有利だったんです。

  

しかし・・・

  

結果として、
女王と呼ばれるチームは、
ほぼ5名が40分フル出場を3試合行い、

最後の決勝戦では、
出てくるメンバー出てくるメンバーが
代表候補のチームと対戦し、
14点差をひっくり返し、優勝したんです。

   

「あっ、このチーム本当に強い」

  

誰もが思った瞬間だったと思います。

   

女王のチームが強いのは、
選手の能力が高いという部分に
フォーカスされがちでしたが、

誰もが
そんなこと関係なく
本当にこのチームが強いと感じたと思います。

   

さらには、
代表のエース級がそろっているから強いんだ
という免罪符を誰もが持っていたことに
気づいた瞬間だったとも感じます。

   

各試合や選手について
話始めると、長くなるので、

強いチーム

という観点で私が感じたことを
少しお伝えしたいと思います。

  

まず1つ目は、

日頃の関係性が常に影響する

ということです。

    

変な話ですが、
選手たちは仕事としてバスケットボールをしています。

  

そう考えると、
気の合う選手もいれば
合わない選手ももちろんいると思います。

  

私たちの仕事と同じです。

  

仕事としてはコミュニケーションをとるけれど
プライベートまでは・・・

  

仕事としては喋るけれど
必要ないなら喋らない・・・

  

仕事としては、
話を聞いたり、厳しい話をしたり、
誉めたりはするけれど・・・

  

喋ることが必要だって学んだから、
喋るようにしている・・・

  

誉めることが大切だって学んだから
誉めるようにしている・・・

  

正直、私もついつい
こういう観点で考えてしまうことがあります

  。

そして、おそらく
普通に過ごしていれば
こういう観点からできている関係性は、
良い方向で働きますし、
やらないよりやった方が
断然関係性は良くなると思います。

   

しかし・・・

  

中長期的な観点や
ちょっと厳しい局面では
本当は根底にある関係性が影響してしまうとも感じます。

  

今回、
女王のチームのメンバーが
優勝後のインタビューで

 

バスケに関すること、関さないこと問わず
話す機会を増やしたり、

不安なことや
モヤモヤすることも共有したり等、

いつも以上に
いろんな側面でお互いのことを
より知るために時間や機会を設けていたという趣旨の
話をするメンバーが多いように感じました。

   

話さないといけないという
ルールや規則ではないという観点です。

   

今回のバスケットボールに関していえば、

  

練習中や試合中、
厳しい局面になればなるほど
厳しい言葉を掛け合うことも必要だし、
時にはぶつかりあうことも必要になります。

  

そんな時に
厳しいことやぶつかるような言葉をかけあっても
目的(勝つ)のために必要だと思え、
お互いに受け止め合える関係性を構築するために

どんな日頃の声掛けや
バスケ(仕事)以外での声掛けが大切なのか

という観点で
日々関係性を構築していたと感じます。

   

実際に、
試合中、厳しい言葉も飛び交っているし、
明らかにミスが続いて怒られていることも。

  

それでも落ち込むとか
ただ反発するとかではなく、

勝つためにさらに声をかけたり、
話をしたりする様子は、

他のチームよりも
数段回数も多かったと感じました。

   

うまく言葉にできないですが、

 

プレイの話をしているのではなく、
指摘や指導をしているのではなく、

”勝つために”
という目的共有が大前提で、
そのために今、何が必要とか、
どうするかといった話をしていたと感じました。

   

関係性を高めるとなすと
多く喋った方が良いとか
こういう話し方をした方が良いなどといった理論は
もちろんあるかと思います。

  

ただ私は大切なのは、

厳しい局面において
お互いに厳しいことを言っても需要し合える
関係性を築くためにに日常的に何を行うのか

という点を常に意識することのように感じます。

  

ただ好きなことを喋る、
厳しいことを言い合う、
良い言葉をかけあう等というテクニックではないことを
大切にしていくことが

日頃の関係性を強くすることにつながるかもしれません。

  

強いチームだと感じた他の観点はまた明日にでも。