全国病院組織開発協会(MODA)
共同代表 桐野です。
「反射的に対応するな!」
最初に就職した会社で上司に言われた言葉です。
U理論や社会構成主義等を学ぶ中で
あの頃言われた言葉の意味の
重要性や本質に気づいてきた感じがします。
私は
判断の保留
という言葉が、
反射的に対応するな!
に近しい言葉に感じています。
何か事象がおこった時に、
私たちは、意識しなければ、
自分の価値観や感情、
これまでに経験の延長線上でその事象を捉え、
自分の枠の中で反応(言動)を
してしまっていることが多いと感じます。
トラブルや問題解決が難しいと感じる場合は、
自分の思考(価値観や感情、経験)で
対応してしまっていて、
根本的な問題解決が図れていないと
感じることが多いとも感じます。
例えばですが、
職員に何か聞かれたらすごく答えたり、
こうすればもっと良くなると感じたらすぐに伝えたり、
自分の考えを一方的に伝えたり、
過去の経験からうまくいかないと断言したり等々
こういう言動につながる思考の枠があるまま
伝え方等だけ変えても
職員は何でも聞いてきたり、
相手が納得するようなことを話そうとしたり、
そもそも考えずに質問たり等々
と、おこることはあまり変わらないと感じるんです。
そこで大切になるのが
判断の保留
です。
例えば、
いつもすぐに質問してくる職員が
「●●は、どうしたら良いですか?」
と言ってきたときに、
「また考えてない!」
「なんで考えられないの?」
「ちょっと考えればわかるでしょ」
という対応は、
おそらく日ごろの思考の枠の中で
対応しているかもしれません。
上記のような感情がうかんだり
上記のような対応をしそうになったら、
ちょっとストップ。
”あっ、私は今こういう感情なんだな”
と自分の感情を俯瞰的に捉えてみます。
すると不思議なんですが・・・
自分の言動が少し変わるかもしれません。
小手先のテクニックの伝え方でなく
自分の思考を俯瞰して捉えることで
可能性や違う選択肢を考える
この小さなことで
結果や成果が大きく変わることが多いと感じます。
特に指示待ち組織だと感じる場合は、
対応を俯瞰してとらえてみると
指示待ちの根本的な問題が
自分自身の言動からうまれているかもしれないと
感じることができるかと思います。
これを感じられたら
相手を変えるのではなく、
自分の言動を変化させるだけなので、
相手を変えるより簡単かもしれません。



